【令和8年度対応】社会保険料の計算:標準報酬月額は4月・5月・6月で決まる

最終確認:2026年10月1日適用年度:令和8年度

社会保険料は実際の給与ではなく標準報酬月額にかけて計算します。その標準報酬月額は、4月・5月・6月に支払われた報酬の平均で決まり、9月から翌年8月まで使われます。

4月・5月・6月の支給額を入れる

必須
円
必須
円
必須
円
任意
任意
歳

[注1]残業代・通勤手当・各種手当を含めた総支給額を入れてください。社会保険では通勤手当も報酬に含みます。

[注2]支払基礎日数が17日未満の月は平均から除きます(特定適用事業所の短時間労働者は11日未満)。この計算では3か月とも17日以上として扱っています。

標準報酬月額(健康保険)
30.0万円

健康保険 第22等級厚生年金 第19等級(300,000円)

4〜6月の平均報酬月額 300,000円適用期間 2026年9月分から翌年8月分まで

4〜6月の平均300,000円なら標準報酬月額は300,000円
毎月引かれる社会保険料(本人負担)
4.41万円

健康保険 14,850円介護保険 —(40歳未満)子ども・子育て支援金 345円

厚生年金 27,450円雇用保険 1,500円会社の負担 47,175円

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4月から6月の残業で、1年分の保険料が変わる

月給30万円の人が、4〜6月だけ残業代などで支給額が増えた場合です。9月からの1年間に効きます。

4〜6月の増加分平均報酬月額標準報酬月額 月の保険料1年間の差
なし 300,000円 300,000円第22等級 42,645円 —
+10,000円 310,000円 320,000円第23等級 45,488円 +34,116円
+20,000円 320,000円 320,000円第23等級 45,488円 +34,116円
+30,000円 330,000円 340,000円第24等級 48,331円 +68,232円
+50,000円 350,000円 360,000円第25等級 51,174円 +102,348円

※ 40歳未満・扶養なし・健康保険料率9.90%(全国平均)、雇用保険料を除いた本人負担での概算です。

※ これは「損」だけではありません。厚生年金の標準報酬月額が上がると将来受け取る年金額も増えます。傷病手当金・出産手当金・育児休業給付金なども標準報酬月額をもとに計算されるため、低ければよいというものではありません。

※ 4〜6月に賞与が支払われても、賞与は標準報酬月額の平均には含めません。賞与には別の計算(標準賞与額)があります。ボーナスの手取り

いつ決まって、いつまで使われるのか

時期起きること
4月・5月・6月この3か月に支払われた報酬が対象。締め日ではなく支給日で数えます
7月事業主が算定基礎届を提出(7月1日現在の被保険者が対象)
9月分から新しい標準報酬月額を適用。10月に支払われる給与から反映される会社が多い(保険料は翌月控除が一般的)
翌年8月分まで原則1年間そのまま。途中で変わるのは随時改定のときだけ

途中で変わる場合(随時改定・月額変更届)

次の3つをすべて満たしたとき、変動月から4か月目の標準報酬月額が改定されます。

  • ① 固定的賃金の変動
    昇給・降給など、支給額や支給率が決まっているものが変わった
  • ② 2等級以上の差
    変動月以後3か月の平均で計算した標準報酬月額と、従前の標準報酬月額に2等級以上の差が出た
  • ③ 支払基礎日数17日以上
    その3か月とも17日以上(特定適用事業所の短時間労働者は11日以上)

※ 出典:日本年金機構「随時改定(月額変更届)」。たとえば4月の給与が変わった場合、7月から新しい標準報酬月額になります。

社会保険料の早見表(標準報酬月額の等級表・令和8年度)

健康保険は第1等級から第50等級、厚生年金は第1等級から第32等級です。保険料は折半後の本人負担(月額)です。都道府県と年齢を選ぶと、表の保険料がその条件に変わります。

全国平均(9.90%)・39歳以下で計算しています。

標準報酬月額
(健保の等級)
報酬月額の範囲 健康保険料厚生年金保険料合計
(支援金を含む)
58,000円第1等級 63,000円未満 2,871円 8,052円第1等級 10,990円
68,000円第2等級 63,000円〜73,000円 3,366円 8,052円第1等級 11,496円
78,000円第3等級 73,000円〜83,000円 3,861円 8,052円第1等級 12,003円
88,000円第4等級 83,000円〜93,000円 4,356円 8,052円第1等級 12,509円
98,000円第5等級 93,000円〜101,000円 4,851円 8,967円第2等級 13,931円
104,000円第6等級 101,000円〜107,000円 5,148円 9,516円第3等級 14,784円
110,000円第7等級 107,000円〜114,000円 5,445円 10,065円第4等級 15,637円
118,000円第8等級 114,000円〜122,000円 5,841円 10,797円第5等級 16,774円
126,000円第9等級 122,000円〜130,000円 6,237円 11,529円第6等級 17,911円
134,000円第10等級 130,000円〜138,000円 6,633円 12,261円第7等級 19,048円
142,000円第11等級 138,000円〜146,000円 7,029円 12,993円第8等級 20,185円
150,000円第12等級 146,000円〜155,000円 7,425円 13,725円第9等級 21,323円
160,000円第13等級 155,000円〜165,000円 7,920円 14,640円第10等級 22,744円
170,000円第14等級 165,000円〜175,000円 8,415円 15,555円第11等級 24,166円
180,000円第15等級 175,000円〜185,000円 8,910円 16,470円第12等級 25,587円
190,000円第16等級 185,000円〜195,000円 9,405円 17,385円第13等級 27,009円
200,000円第17等級 195,000円〜210,000円 9,900円 18,300円第14等級 28,430円
220,000円第18等級 210,000円〜230,000円 10,890円 20,130円第15等級 31,273円
240,000円第19等級 230,000円〜250,000円 11,880円 21,960円第16等級 34,116円
260,000円第20等級 250,000円〜270,000円 12,870円 23,790円第17等級 36,959円
280,000円第21等級 270,000円〜290,000円 13,860円 25,620円第18等級 39,802円
300,000円第22等級 290,000円〜310,000円 14,850円 27,450円第19等級 42,645円
320,000円第23等級 310,000円〜330,000円 15,840円 29,280円第20等級 45,488円
340,000円第24等級 330,000円〜350,000円 16,830円 31,110円第21等級 48,331円
360,000円第25等級 350,000円〜370,000円 17,820円 32,940円第22等級 51,174円
380,000円第26等級 370,000円〜395,000円 18,810円 34,770円第23等級 54,017円
410,000円第27等級 395,000円〜425,000円 20,295円 37,515円第24等級 58,282円
440,000円第28等級 425,000円〜455,000円 21,780円 40,260円第25等級 62,546円
470,000円第29等級 455,000円〜485,000円 23,265円 43,005円第26等級 66,811円
500,000円第30等級 485,000円〜515,000円 24,750円 45,750円第27等級 71,075円
530,000円第31等級 515,000円〜545,000円 26,235円 48,495円第28等級 75,340円
560,000円第32等級 545,000円〜575,000円 27,720円 51,240円第29等級 79,604円
590,000円第33等級 575,000円〜605,000円 29,205円 53,985円第30等級 83,869円
620,000円第34等級 605,000円〜635,000円 30,690円 56,730円第31等級 88,133円
650,000円第35等級 635,000円〜665,000円 32,175円 59,475円第32等級 92,398円
680,000円第36等級 665,000円〜695,000円 33,660円 59,475円第32等級 93,917円
710,000円第37等級 695,000円〜730,000円 35,145円 59,475円第32等級 95,437円
750,000円第38等級 730,000円〜770,000円 37,125円 59,475円第32等級 97,463円
790,000円第39等級 770,000円〜810,000円 39,105円 59,475円第32等級 99,489円
830,000円第40等級 810,000円〜855,000円 41,085円 59,475円第32等級 101,515円
880,000円第41等級 855,000円〜905,000円 43,560円 59,475円第32等級 104,047円
930,000円第42等級 905,000円〜955,000円 46,035円 59,475円第32等級 106,580円
980,000円第43等級 955,000円〜1,005,000円 48,510円 59,475円第32等級 109,112円
1,030,000円第44等級 1,005,000円〜1,055,000円 50,985円 59,475円第32等級 111,645円
1,090,000円第45等級 1,055,000円〜1,115,000円 53,955円 59,475円第32等級 114,684円
1,150,000円第46等級 1,115,000円〜1,175,000円 56,925円 59,475円第32等級 117,723円
1,210,000円第47等級 1,175,000円〜1,235,000円 59,895円 59,475円第32等級 120,762円
1,270,000円第48等級 1,235,000円〜1,295,000円 62,865円 59,475円第32等級 123,801円
1,330,000円第49等級 1,295,000円〜1,355,000円 65,835円 59,475円第32等級 126,840円
1,390,000円第50等級 1,355,000円以上 68,805円 59,475円第32等級 129,879円

※ 協会けんぽの料率です。健康保険組合に加入している人は、料率が違います。47都道府県の料率と手取りも参考にしてください。

※ 「合計」は健康保険料(40〜64歳は介護保険料を含む)+子ども・子育て支援金(0.23%、本人負担はその半分)+厚生年金保険料です。雇用保険料は標準報酬月額ではなくその月の総支給額にかかるので含めていません。

※ 1円未満は四捨五入した目安です。給与から引くときの端数処理は会社によって違います。

※ 厚生年金は第32等級(650,000円)が上限です。それ以上の給与でも厚生年金保険料は増えません。

よくある質問

標準報酬月額とは何ですか。
社会保険料を計算するために、給与を区切りのよい金額にあてはめたものです。健康保険は第1等級(58,000円)から第50等級(1,390,000円)まで、厚生年金は第1等級(88,000円)から第32等級(650,000円)までの等級に分かれています。保険料は実際の給与ではなく、この標準報酬月額にかけて計算します。
標準報酬月額はいつ決まりますか。
毎年1回、4月・5月・6月に支払われた報酬の平均で決まります(定時決定)。事業主が7月に算定基礎届を提出し、決まった標準報酬月額はその年の9月から翌年8月まで適用されます。出典は日本年金機構「定時決定(算定基礎届)」です。
4月から6月に残業すると損をしますか。
保険料は増えます。月給30万円の人が4〜6月だけ残業代で月3万円多かった場合、社会保険料は月およそ5,686円増え、9月からの1年間で68,232円ほどの差になります。ただし「損」だけではありません。厚生年金の標準報酬月額が上がると、将来受け取る年金額もその分増えます。傷病手当金や出産手当金も標準報酬月額をもとに計算されます。
4月から6月以外に変わることはありますか。
あります(随時改定)。①昇給や降給などで固定的賃金に変動があり、②その月以後3か月の平均で標準報酬月額に2等級以上の差が生じ、③その3か月とも支払基礎日数が17日以上(特定適用事業所の短時間労働者は11日以上)のとき、変動月から4か月目の標準報酬月額から改定されます。出典は日本年金機構「随時改定(月額変更届)」です。
通勤手当や残業代は報酬に入りますか。
入ります。基本給だけでなく、残業代・通勤手当・住宅手当・役職手当など、労働の対償として支払われるものはすべて報酬に含めて平均を出します。通勤手当は所得税の対象外ですが、社会保険では報酬に含まれます。
4月から6月に支払基礎日数が少ない月があります。
支払基礎日数が17日未満の月は平均から除きます(短時間労働者は11日未満)。3か月とも17日未満の場合は、従前の標準報酬月額などで保険者が決定します。詳しくは勤務先または年金事務所にご確認ください。
保険料は会社も払っているのですか。
健康保険・介護保険・厚生年金は会社と折半です。月給30万円なら、本人負担のほかに会社も同程度を負担しています(このページの計算では会社の負担額も表示しています)。

出典と適用年度

適用年度:令和8年度最終確認:2026年10月1日

全国健康保険協会
令和8年度都道府県単位保険料率
全国健康保険協会
子ども・子育て支援金率
日本年金機構
定時決定(算定基礎届)
日本年金機構
随時改定(月額変更届)
厚生労働省
令和8(2026)年度 雇用保険料率のご案内

本ツールの計算結果は概算です。正確な給与計算や税額については、勤務先の人事・経理担当者、または社会保険労務士・税理士にご相談ください。

覚えておくこと

  • 基準は4〜6月
    支給日で数えます。締め日ではありません
  • 適用は9月分から1年
    反映は10月の給与からが多い
  • 通勤手当も報酬
    所得税とは扱いが違います
  • 低ければよい話ではない
    厚生年金は将来の年金額に直結します