扶養控除の金額と、扶養に入れる年収の条件【令和8年分】

最終確認:2026年10月1日適用:令和8年分(2026年12月1日施行・年末調整で反映)

16歳以上の親族を養っている人の所得から38万円〜63万円を引く制度です。令和8年分から年収の条件が給与136万円以下に上がり、19〜22歳の子は197万円まで段階的な控除があります。

扶養控除の金額(令和8年分)
一般 38万円 / 特定(19〜22歳)63万円
老人(70歳以上)48万円・同居老親等 58万円

扶養親族の条件:合計所得 62万円以下(給与だけなら年収 136万円以下)16歳未満は対象外(児童手当)

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区分と控除額

区分その年12月31日の年齢控除額
年少扶養親族16歳未満なし(児童手当の対象)
一般の控除対象扶養親族16歳以上(下の区分以外)38万円
特定扶養親族19歳以上23歳未満63万円
老人扶養親族70歳以上48万円
同居老親等70歳以上で同居している父母・祖父母58万円

※ 扶養親族の条件:配偶者以外の親族(6親等内の血族・3親等内の姻族)などで、生計を一にし、合計所得が62万円以下、青色事業専従者として給与を受けていない・白色事業専従者でないこと。

扶養に入れる年収の上限は、こう動いた

年分合計所得の要件給与だけの場合の年収
令和6年分まで48万円以下103万円以下(103万円の壁)
令和7年分58万円以下123万円以下
令和8年分から62万円以下136万円以下(136万円の壁)

※ 給与だけの年収 = 合計所得の要件 + 給与所得控除(令和8年分は最低保障74万円)。年金や事業所得がある人は合計所得で判定します。

19歳以上23歳未満の子:136万円を超えても「特定親族特別控除」

大学生のアルバイトが136万円を超えると扶養控除は外れますが、令和8年分からは年収197万円まで、親の所得から段階的に控除できます(国税庁 No.1177)。159万円までは扶養控除と同じ63万円です。

子の合計所得給与だけの場合の年収親の控除額
62万円超 85万円以下136万円超 159万円以下63万円
85万円超 90万円以下159万円超 164万円以下61万円
90万円超 95万円以下164万円超 169万円以下51万円
95万円超 100万円以下169万円超 174万円以下41万円
100万円超 105万円以下174万円超 179万円以下31万円
105万円超 110万円以下179万円超 184万円以下21万円
110万円超 115万円以下184万円超 189万円以下11万円
115万円超 120万円以下189万円超 194万円以下6万円
120万円超 123万円以下194万円超 197万円以下3万円

※ 対象は19歳以上23歳未満で生計を一にする親族(配偶者・事業専従者を除く)。年収197万円を超えると控除はなくなります。子ども自身の所得税は178万円から、社会保険の扶養は130万円が別の基準です。

扶養控除で手取りはいくら変わるか(一般の扶養親族1人)

親の年収所得税の減少(年)住民税の減少(翌年)手取りの増加(2年目以降・年)
年収300万円19,399円35,500円54,899円
年収600万円38,798円33,000円71,798円
年収800万円77,596円33,000円110,596円

※ 40〜64歳・健康保険料率9.90%・賞与なしの概算。住民税の扶養控除は33万円(所得税は38万円)で、前年の所得に対して翌年6月から引かれます。特定扶養親族(19〜22歳)は控除額が所得税63万円・住民税45万円と大きいので、減る額も大きくなります。扶養人数を入れて手取りを計算する

よくある質問

扶養控除はいくらですか。
一般の控除対象扶養親族(16歳以上)が38万円、19歳以上23歳未満の特定扶養親族が63万円、70歳以上の老人扶養親族が48万円(同居している親などは58万円)です。所得税を計算するときに所得から引く金額で、税額そのものが減る金額ではありません。
子どもの年収がいくらまでなら扶養に入れられますか。
令和8年分は合計所得62万円以下、アルバイトなど給与だけなら年収136万円以下です(令和7年分は123万円、令和6年分までは103万円でした)。19歳以上23歳未満の子は、これを超えても年収197万円までは特定親族特別控除が段階的に受けられます。
16歳未満の子どもは扶養控除の対象になりませんか。
なりません。16歳未満は児童手当の対象になっているため、所得税の扶養控除はありません。ただし住民税の非課税の判定では扶養親族の人数に数えます。
扶養控除で税金はいくら減りますか。
控除額 × 税率です。年収500万円の親が一般の扶養親族1人を扶養に入れると、所得税が年およそ19,399円、住民税が翌年およそ33,800円減り、手取りは年およそ5.3万円増えます(概算)。税率が高い人ほど減る額は大きくなります。
年の途中で就職・結婚した子はどうなりますか。
扶養親族かどうかはその年の12月31日の現況で判定します。年収要件はその年1年分の所得で見るので、年の途中で就職して年収が136万円を超えれば、その年は扶養控除の対象になりません。
親を扶養に入れられますか。同居していなくても大丈夫ですか。
生計を一にしていて、親の合計所得が62万円以下なら対象です。公的年金だけの親は、65歳以上なら年金収入172万円以下(公的年金等控除110万円を引いて所得62万円)が目安です。同居していなくても、生活費を送っているなど「生計を一にする」といえれば対象になります。70歳以上なら老人扶養親族として控除額が増えます。

出典と適用年度

適用年度:令和8年度最終確認:2026年10月1日

国税庁
扶養控除(No.1180)
国税庁
特定親族特別控除(No.1177)
国税庁
給与所得控除(No.1410)
国税庁
所得税の速算表(No.2260)

本ツールの計算結果は概算です。正確な給与計算や税額については、勤務先の人事・経理担当者、または社会保険労務士・税理士にご相談ください。